結婚したいけど彼氏がいない。それは決して自信を失うことでも、恥じることでもありません。結婚したいタイミングで、運よく魅力的な男性がいる女性は一握りでしょう。
多くの女性は「結婚したい」という願望と、「自分が納得して将来を歩めるパートナー探し」との間で、揺れ動いているものです。
今回は「結婚したいけど彼氏がいない」というアナタが前進するために「婚活を始める前に伝えたい5つのこと」と「結婚するための具体的な行動3つ」について、婚活アドバイザーの視点からお話します。
【この記事を読んで欲しい人】
・結婚を考えられる男性が、身近にいない。
・結婚願望はあるのに、恋愛に積極的になれない。
・日々の多忙さや過去の恋愛で、恋愛が億劫になっている。
・そもそも「本当に結婚したいのか」が、わからない。
・0から魅力的な男性を見つけて、幸せな結婚を手に入れたい。
結婚したいけど彼氏がいない、しかし「行動に移せない」
それはごく普通のこと
結婚はしたい、けれど彼氏がいない。
内心は焦っているし不安もあるのに、行動に移すことができない。
こういった「漠然とした不安や焦りはある」けれど、自ら積極的に出会いの場に足を運んだり、過去の知り合い男性に連絡を取ったりすることに「乗り気になれない」「躊躇する気持ちがある」「つい後回しにしてしまう」という女性は少なくありません。
千葉に来て2年半立ち、生活は慣れましたが千葉での出会いがありません。
仕事は事務職です。
出会いもないし結婚もしたいのにもう限界かなっと思って来ました。
30までには結婚もしたいし、出会いがほしいんですが、なにかいい方法ないですか?
(20代女性 ヤフー知恵袋より)
結婚したいが彼氏が出来なく辛い。 彼氏ができないのはなぜでしょうか?
周りは結婚しているのに彼氏ができません。
男友達には「男が好む服装や話し方やテクニックを身につけないとだめ」 と言われました。
長女で甘えることができなくて、 飲み会などでも世話をしてしまうタイプです。
こういう女性って恋愛対象外ですか?
(30代女性 ヤフー知恵袋より)
一方で「結婚したいのに行動的になれない自分」を悲観したり、周囲と比較し落ち込む必要はありません。あなたが行動に移せない理由として
・努力して婚活をした先に、幸せな結婚があるという自信が持てないから。
・自分の容姿や性格、仕事、恋愛経験などに自信が持てないから。
・多忙な日々で、恋愛や結婚に時間を割ける余裕がないから。
・自分が心底「結婚したい」と言うより、家族や世間の目を気にして焦っているだけだから。
などが考えられます。
仕事で疲れている、プライベートの予定がパンパン、土日くらいはゆっくりしたい。案外じっくり時間をとって自分と向き合うことは、面倒で後回しにしがちなものです。
しかしあなたが本当に「彼氏が欲しい・結婚がしたい」と考えるならば、1週間に30分でも構わないので「自分との対話時間」を設けてみてはいかがでしょうか?もしかすると今まで気づけなかった、自分の「結婚や人生に対する、新しい価値観」に出会えるかもしれません。
結婚したいけど彼氏がいない女性に、婚活前に伝えたい5つのこと
前章で「まずは自分との対話から始めましょう」とお伝えしました。
これまで多くの恋愛、結婚を支援させていただいた「婚活アドバイザー」だからこそ伝えたい、あなたが結婚に向けて前進するために「婚活前に知っておいてほしい5つのこと」についてお話します。
1.「結婚だけを人生の目的にしない」という意識を持つ
初っ端から出鼻をくじくようなことを言いますが、婚活を成功するために忘れないでほしいのが「結婚だけを人生の目的にしない」ということです。
なぜなら「結婚すること」を目的にした時点で、あなたは結婚さえできない自分は不幸せで価値がないと、勘違いしてしまう危険性があるからです。結婚のチャンスさえあれば、本来付き合うべきでない男性と妥協して受け入れてしまったり、あなたが人生で大切にすべき仕事や趣味、自分のための時間をないがしろにしてしまう可能性もあるでしょう。
また実際に婚活をスタートさせた時、相手男性は「異常に結婚へ執着している女性」と「結婚と同じくらい、仕事や自分の趣味も大事にしている女性」の、どちらに惹かれるでしょうか?
結婚はあなたの人生を豊かにするための、数ある手段の1つに過ぎません。この事実を知っておくだけで、結婚への焦りやプレッシャーに飲まれることなく、気持ちに余裕をもって婚活に臨むことができます。
2.「なぜ自分は結婚したいのか?」を理解する
2つ目は「自分が結婚したいのは何故か」を、改めて考えてみること、そしてそれを理解することです。
自己理解が大切な理由は
・自分の結婚したい理由がわかって、婚活へのエネルギーが湧くから
・自分がどんな人と結婚したいかが明確になるから
・結婚したいのは「本当に自分のためか」がわかるから
などがあげられます。
自分の「結婚したい理由」が明確になれば婚活に対するモチベーションもあがりますし、自然と価値観や結婚観の合う男性を選ぶことができるでしょう。
3.自分が結婚相手に求める絶対条件を、1つに絞る
3つ目にお伝えしたいのが「結婚相手の理想条件を1つに絞ると、婚活はうまくいく」ということです。すこしテクニック的な要素になりますが、結婚をスムーズに進める上で有効な手段です。
理由としては「あれもこれも」と男性に多くを求めはじめると、いつまでたっても理想の男性には出会えないから。むしろ「自分が結婚してから、その男性を魅力的に育てよう」くらいの気概が、丁度良いかもしれません。
・顔だけは妥協できない、収入は少なくても共働きでカバーしよう。
・給料だけは譲れない、年齢は10歳以上離れても問題ない。
・趣味が合う人がいい、見た目はダサくても私がアドバイスしよう。
あなたの「絶対に譲れない条件」はなんですか?ぜひ一度、自分の胸に手を当てて考えてみてください。
4.相手男性に期待しすぎない
4つ目に伝えたいことは、良い意味で「相手の男性に期待をしすぎない」ということです。
なぜならあなたの人生を幸せにするのは、旦那でも他の誰かでもない、紛れもなくアナタ自身だからです。「相手に幸せにしてもらおう」というスタンスではなく、あくまで「この人が隣にいれば、自分の人生がさらに楽しめそうだな」くらいの感覚で婚活に臨むのがおすすめです。
仮に婚活が難航したとしても、相手に過度な期待をしなければ「今回は相性が合わなかっただけ」と気持ちを切り替えることも容易です。また「自分で自分を幸せにできる」ようになれば、例え理想の相手が見つからない間も自分を卑下することなく、前向きな気持ちで婚活に臨むことができるでしょう。
「パートナーがいても幸せだけど、いなくても勿論幸せ」であることを、是非忘れないでください。
5.自分が「結婚相手として魅力的か」を客観的に知る、そして努力する
5つ目にお伝えしたいのが「仮に自分が異性だとして、今の自分自身と結婚したいだろうか」を改めて問いかけてほしい、ということです。
「結婚しなければ」と焦る分だけ、人は自分のことについて無頓着になりがちです。見た目の若々しさや清潔感はもちろんのこと、あなたの男性に対する態度や価値観は、結婚したいと思われるに足る、魅力があるでしょうか?相手に自分の理想ばかりを押し付ける、余裕のない女になってはいないでしょうか。
あなたが相手に条件を求めるように、男性もパートナーとして理想の条件をアナタに求めるのです。仮にアナタが「この人と結婚したい」と心から思える相手に出会えた時、アナタも相手から選ばれるだけの魅力的な女性でいたいですよね。
ぜひ一度「今の私は、将来のパートナーとして魅力的だろうか?」と、自分自身を客観的に見つめ直してみてはいかがでしょうか。
結婚したいけど彼氏がいない女性が、具体的に取るべきアクション3つ
次に「これから結婚に向けて恋愛、婚活を頑張りたい」という女性におすすめしたい、具体的なアクションプラン3つをご紹介します。
1. 結婚する目標年齢から、逆算して計画を立てる
1つ目のアクションは「具体的に結婚したい年齢」を決め、逆算して計画を立ててみることです。
理由としては「目標年齢」を決めることで、「年内中に婚活パーティーへ参加してみよう」「来月、結婚相談所の話を聞きに行ってみよう」「今年いっぱいは仕事に集中しよう」など、自分の中で婚活と日常生活のバランスを取りながら、計画を立てられるからです。特に女性は「出産」という道を選ぶなら、30代半ば~後半までには特定のパートナーを見つけておきたいところ。
仮にあなたが現在29歳で「35歳で子供を産みたい」と計画するならば
目標年齢 |
イベント |
35歳 |
第一子出産 |
34歳 |
結婚 |
33~34歳 |
旦那さんと交際スタート |
32歳~ |
本格的に婚活スタート |
現在(29歳)~32歳 |
ゆるゆると婚活&趣味に没頭する |
という具合に、ざっくりと「何歳までに何をすればいいか」を自分で納得して行動することができます。上記の場合であれば、現時点では結婚に対して不必要な焦りを感じなくて良いことが自然とわかりますよね。
自分の「行動するエネルギー」「安心材料」として、ぜひ一度計画を立ててみてはいかがでしょうか。
2. 「理想のパートナー」と出会うための方法を、できるだけ多く書き出す
2つ目のアクションは「理想の男性と出会えそうな方法」を、とにかくたくさん書き出してみることです。自分でネットを通じて調べるのもアリですし、友人の声を参考にするのも良いでしょう。
たくさんの「出会い方」を書き出すことで、自分の中で「これは試してみたいな」「これは向いていないだろう」という婚活軸を確認することができます。
また仮にあなたが「ゆっくり家族全員で食卓を囲むような家庭」を理想とするなら、旦那さんは「商社マン」や「お医者さん」など多忙な職種や付き合いの多い「経営者」ではなく、定時で仕事を終えやすい「公務員」や「一般事務」の男性を選ぶべきかもしれません。そうなれば自然と参加する婚活の場も、異なってきますよね。
主な婚活方法としては
・婚活パーティー
・結婚相談所
・マッチングアプリ
・友人の紹介
・街コン
・合コン
・社会人サークルへの参加
などが一般的です。この他にも「会社の先輩に紹介してもらう」「昔の友人に連絡を取る」「習い事を始める」など、まずは自分が思うままに可能性を書き出していきましょう。
3. 2であげた方法を実践し、自らチャンスを作る
3つ目のアクションは、上記2であげた「婚活方法」の中から自分がしっくりきたものを、きちんと実践することです。優先順位をつけて上から試していくのも手ですし、余裕があれば2~3つを並行して行うのも良いでしょう。
積極的な婚活参加をおすすめする理由は、結婚のパートナーを見つけるため絶対に必要なのが「出会い」だからです。新たな出会いは自ら積極的に「出会いの場」へ足を運ばない限り、そうあるものではないでしょう。
またこのとき大切なのが「1回1回の行動を、経験として価値のあるものだった」と捉えて婚活に臨むことです。仮にあなたが1度目の婚活パーティーで失敗してしまっても、合コンで自信を失くしてしまっても、すべて「意味がなかった」のではなく「次に上手くいくための経験値」として価値があります。
ぜひ「受け身」だけではなく、少しだけ頑張って自らチャンスを作ってみてはいかがでしょうか。
結婚したいけど彼氏がいない女性へ贈る、別れや離婚を乗り越えて幸せになった女性のエピソード
「私なんか本当に結婚できるのかな」
「一生独身で生きていくのかもしれない」
そんな不安や辛い経験を乗り越え、自らの努力で結婚を手に掴んだ女性のエピソードは、きっとあなたの背中を押してくれるでしょう。
結婚相談所「関西ブライダル」のお客様の中から「大きな壁を乗り越え、最終的に素敵な結婚相手を見つけた女性」の事例を2つご紹介します。
「友達としか思えない」とフラれるも、結婚は諦めませんでした (A子さん 35歳女性)
1人目の女性は、35歳で会社員のA子さんです。
お姉さんの結婚を機に婚活をスタートするも、最初はまったく交際に発展することができず。街コンや婚活パーティーなどいろいろな方法を試した後に、別の大手結婚相談所へ入会されましたが、そこでも交際に至れないまま半年で退会をしてしまいます。
「お見合いや交際中のことで、もっと親身に相談に乗ってくれるサービスがいいな」と思い、弊社の結婚相談所「関西ブライダル」へ足を運んでくださいました。
入会後ほどなくしてお見合いをした男性に惹かれ、「この人と絶対に結婚したい」と思うも、程なくしてフラれてしまったA子さん。理由は「女性ではなく、友達としか見られない」というもので、その際はひどく落ち込んで泣いてばかりいらっしゃいました。しかし、そこからもう一度気持ちを奮い立たせ、何度目かのお見合いを経て出会ったのが、のちの旦那様となるB夫さんでした。
当時33歳のB夫さんはA子さんより2つ年下でしたが、プロフィールをみて「可愛らしくて、共通の趣味が一致していた」ことを理由に申し込みを送られたそうです。連絡がマメで一緒にいて楽しいと感じられるB夫さんに、次第に惹かれていったというA子さん。出会って4カ月という期間を経て、見事ゴールインを掴み取りました。
「交際がなかなか続かず落ち込んだけれど、そのたびに諦めず頑張れたのが良かった」と振り返るA子さん。最後までやり抜くことで、幸せは自分の手でつかめるということを教えてくれる素敵なエピソードです。
通算お見合い100回以上!2年かけて、幸せな結婚を掴みました (C子さん 31歳女性)
2人目の女性は、31歳で会社員のC子さんです。
周囲が徐々に結婚していく様子を見て、親御さんの勧めもあり「結婚相談所への入会」を決意されたC子さん。最初は「本当に自分にとって良い男性が見つかるのだろうか?」と不安ばかりだったといいます。
入会後は積極的に婚活パーティーやお見合いに参加されますが、なかなか理想の男性と巡り合うことができません。途中2回ほど男性との交際に進むも、結婚には至らず。気づけば通算お見合い回数は100回を超えていらっしゃいましたが、それでも結婚に対して常に前向きな姿勢が印象的でした。
相談所に在籍して2年近く経ったころ、出会ったのが4つ年上の公務員男性であるD夫さんでした。真面目で誠実な彼の性格に「大人の包容力」を感じ、次第に惹かれるようになったというC子さん。途中D夫さんの転勤など「遠距離恋愛」を乗り越えて、見事結婚にいたりました。
どれだけ失敗や辛い経験をしても、挫けず最後まで努力を続けることで幸せな結婚を手に入れられたC子さん。婚活や恋愛において「努力や継続は無駄にならない」ということを、私たちに教えてくれるエピソードです。
まとめ「結婚したいけど彼氏がいない、それなら自分のペースで行動しよう」
「結婚したいけど、彼氏がいない」という女性のために、婚活前に伝えたい5つのことや具体的なアクションプラン、苦労を乗り越えて幸せを手にした2人の女性のエピソードなどをお話ししてきました。
最後にお伝えしたいのは「結婚はした方が良いもの」ではなく、「あなたがしたいからするもの」だということ。そして繰り返しになりますが、結婚や旦那があなたを幸せにするのではなく、あくまでそれらは「あなたが幸せになるための、1つの要素に過ぎない」ことを忘れないでください。
焦りや不安を感じることもあるでしょうが、ゆっくり自分のペースで「婚活」や「恋愛」を楽しんでみてくださいね。