初めてのお見合いは勝手がわからず緊張しがちなものです。しかし事前に「女性が男性のどういった点を重視しているか」「どんなポイントに気を付ければよいか」を知っておくだけで、自信をもって当日に臨むことができます。
本記事では結婚相談所「関西ブライダル」の婚活アドバイザーの視点から、初めてお見合いに参加する男性にぜひ読んで欲しい「お見合い必勝マニュアル」をお届けします。
初めてのお見合いを成功させるノウハウを一緒に学んでいきましょう!
初めてのお見合いで女性は男性のどこを見てる?結婚相談所の会員47名にアンケート
まずはお見合いの際に「女性が男性の何を重視しているか」を把握することから始めましょう。
結婚相談所「関西ブライダル」では、当社の婚活サービスへ登録する47名の女性に「お見合い時の男性に対する印象調査」を実施しました。
お見合いで印象の悪かった男性の特徴
「過去にお見合いで、相手男性に『悪い印象』を抱いた経験はありますか?」という質問への回答は、「はい」が40名で全体の85.1%、「いいえ」が7名で14.9%という結果となりました。8割以上の女性が過去のお見合いで、相手に対しネガティブな印象を抱いているということがわかります。
相手男性に「悪い印象」を持った理由としては
・会話が続かず、話が盛り上がらない
・服がよれよれ、靴や持ち物がボロボロなど身だしなみがだらしない
・寝ぐせやフケ、口臭など清潔感がない
・終始自分のことばかり話し続ける
・女性を見下したような、高圧的な態度を取ってくる
・質問攻めをしたり、プライベートなことに深く首を突っ込んでくる
・写真と実際の印象が違い過ぎる
などの解答に票が集まりました。
<実際の回答内容>
雰囲気の暗い、常にボソボソと話す男性とのお見合いが苦痛でした。声が小さくて聞き取りづらい上、こちらからの質問に対しても「はい」「いいえ」「わかりません」など返答が乏しく、すぐに会話が途切れてしまいました。正直「何のために来たんだろう」と感じました。
明らかに女性を軽視した態度を取ってくる男性に、すごく腹が立った。常に高圧的で、まるで尋問みたいに淡々と質問をしてこられ、自分のメリットしか考えてないように感じた。顔も常に無表情で、一緒にいてまったく楽しくなかった。
お見合いなのにズボンからシャツが出ていたり、ネクタイがよれていたりと見た目がだらしない人・不潔な人は無理です。先日も相手の方が襟元から下着が丸見えで、第一印象から「無理」だと感じました。食べ方が汚ない、貧乏ゆすりをするといったマナーが悪い方も印象が悪いです。
お見合いで印象の良かった男性の特徴
反対に「お見合いで印象が良いと感じる男性」には、どのような特徴があるのでしょうか?「過去にお見合いで、相手男性に『良い印象』を抱いた経験はありますか?」との質問に対し、76.6%の女性が「はい」、23.4%の女性が「いいえ」と解答しています。
相手男性に「良い印象」を持った理由としては
・積極的に話題を振ってくれ、話していて楽しい
・清潔感があり、自分に合った服装をしている
・自分の話をきちんと聞いてくれる
・思いやりのある話し方・接し方をしてくれる
・目を見て相槌をうったり、最初の挨拶をきちんと出来る
・ニコニコと笑顔で接してくれる
・先に席を取っておくなど、紳士的な対応が出来る
などの解答に票が集まりました。
<実際の回答内容>
見た目に気を遣っている男性は好感度が高い。スーツとネクタイの柄が合っている、靴が磨かれている、短髪にしてきちんとセットしているなど。その男性にフィットした似合う服を着ていると、さらに素敵だなと思う。
会話のキャッチボールを楽しんでくれる男性は素敵だなと思います。こちらも緊張しているので、向こうから話を振ってくれたり自分の話に笑ながら相槌を打ってくれる男性とのお見合いは安心します。最終的にお断りされてしまっても、そういった対応をした男性には悪い印象が残りません。
初対面でも気遣いができる人は、男性として魅力を感じる。先日のお見合いで男性にお店選びをお任せしたとき、景色の見やすい奥側のゆっくり座れる席を取っていてくれ好印象だった。また事前に私のプロフィールをしっかり見てきてくれ、職業や趣味も覚えてきてくれていたのが嬉しかった。
初めてのお見合いの挨拶~お別れまでを、注意点と共に確認
次に「お見合いの挨拶~お別れ」までの大まかな流れを確認しておきましょう。お見合いと聞くと「和室に正装で、着物姿の仲人さんが同席して……」とイメージされる方もいるかもしれませんが、最近のお見合い場所は「ホテルのカフェやラウンジ」で行うのが一般的です。
お見合い時間の目安としては、1時間~1時間半程度に設定すると良いでしょう。長時間のお見合いは相手に気疲れさせてしまうため、できれば「少し話し足りない」程度で切り上げるのがベストです。
11時からスタートのお見合いの場合、大まかなタイムスケジュールは以下のようになります。
【お見合いの流れ】
10:50 ホテルのラウンジで待ち合わせ
│
11:00 カフェに入りメニューを選ぶ
│
11:10 緊張を抑えてトークタイム
│
12:30 お会計
│
12:40 お別れ
以下で各項目の「気をつけたいポイント」について確認していきましょう。
10:50 ホテルのロビーで待ち合わせ
<気をつけるポイント>
・必ず時間より早めに着いておく
・背筋を伸ばし、笑顔で出迎える
待ち合わせ場所はホテルのロビーなどが良いでしょう。予定時間より5分~10分程度先に到着し、相手の女性を出迎えられればベストです。間違っても遅刻だけはないよう、事前にホテルの位置や電車の乗り継ぎ情報は入念に確認しておきましょう。
待ち合わせは第一印象が決まる重要な場面です。女性も緊張しているため、相手に「お会いできて嬉しい」「時間を割いてくれてありがとう」という気持ちが伝わるような笑顔と誠実な態度で出迎えましょう。ここは多少無理をしてでも、笑顔を作るのがポイントです。
11:00 カフェに入りメニューを選ぶ
<気をつけるポイント>
・店員さんへは謙虚な態度で注文を
・奥の席は女性に譲る
・「好きなものを選んでくださいね」で好感度アップ
カフェについたら、店員への対応は基本的にすべて男性が引き受けます。席へ案内されたら、入り口から奥側の席を女性へ譲りましょう。
店員さんを呼ぶ時、注文をする時などの態度はすべて女性からの評価に直結します。このとき横暴な態度やオドオドした対応はマイナスな印象を与えるので、ハキハキと謙虚な態度で接するのがベストです。声をかける時は「すみません」と一言添えて聞きやすい声量で伝える、メニュー表は両手で受け取るなどの丁寧さを意識しましょう。
また女性がメニューを選ぶ時、一言「何でも好きな物を選んでくださいね。飲み物だけでなく、ケーキも美味しいみたいですよ」などの言葉がかけられると、「優しくて気遣いのできる人だな」とさらに印象が良くなるでしょう。中にはコーヒーや紅茶の飲めない女性もいるので、勝手に注文をとるのはNGです。「ココアやジュースも美味しいですよね」と、コーヒー以外を選びやすい雰囲気作りまでできれば完璧です。
11:10 緊張を抑えてトークタイム
<気をつけるポイント>
・相手の女性:自分の話す割合は7:3
・「あなたの話に興味があります」という態度で相槌
・お見合いは男性から切り上げる
注文を終えたらトークの始まりです。会話のキャッチボールは基本的に女性が主役になるような回し方を意識すると良いでしょう。なるべくこちらから女性に質問をし、相手の返答を掘り下げたり共感しながら話を進めます。
このとき話す割合は相手が7~8割、自分は主に聞き役に徹することで女性から満足してもらいやすくなります。
また会の終わりは言い出しづらいので、男性が率先して「そろそろお時間ですね」と切り上げるようにしましょう。このとき「もうこんな時間なんですね」「1時間とは思えないくらい、あっという間でした」などの言葉を添えると、女性に「私との時間が楽しかったんだな」を安心感を与えることが出来ます。
12:30 お会計
<気をつけるポイント>
・初対面は男性が払う
・割り勘を提案されたら「次回」につなげる
・財布は見られても大丈夫なよう、綺麗な状態で
初対面の支払いは、可能な限り男性が全額出しましょう。ここでケチケチした態度を少しでも出してしまえば、これまでのスマートな対応も全て水の泡となります。もし女性から「割り勘にしたい」と提案されても、頑なに「今日はとても楽しかったので、僕にお支払いさせてください」と伝えましょう。
「次回のデートでお茶をする時は、割り勘にしてください」と言葉を添えれば、女性も気持ちが楽になりますし、次のデートに繋がるチャンスにもなります。
12:40 お別れ
<気をつけるポイント>
・ホテルの出口まで送る
・「今日は本当に楽しかった」と感謝を伝える
・女性の姿を見送ってから、自分も去る
「終わりよければ全てよし」という程、「お別れの仕方」はお見合い全ての印象に直結する大事な場面です。ホテルの出口まで女性を贈り、別れ際には「今日は楽しかった」というポジティブな感想と「来てくれてありがとう」という感謝を伝えましょう。
もし会話中に「好きな食べ物の話」などが出来たら、帰り際に「さっき話した美味しい中華のお店、良かったらまた行きましょうね」など次回のチャンスに繋がる言葉がかけられると更に良いです。
見送る時は相手を送り出してすぐに立ち去るのではなく、女性が去る姿をある程度見届けてから、自分もその場を去るようにしましょう。
お見合いが初めての男性でも、真似すれば成功できる「服装マニュアル」
最後に女性のアンケート調査でも批判的な意見が多かった「男性の服装」について確認していきましょう。お見合いに相応しい男性の身だしなみは、ズバリ「爽やかで清潔感があるかどうか」ですべてが決定します。
ぜひ以下の記事を参考に、女性から見て恥ずかしくない「お見合い男性の身だしなみ」をマスターしてください。
服選び(スーツ)
お見合いの鉄板衣装と言えば「スーツ」です。スーツが堅すぎるならば、ジャケットとパンツをカッチリ押さえて中をラフに着こなす「ジャケパン」も良いでしょう。
スーツ選びのコツは
・自分のジャストサイズを買うこと
・最近の流行を押さえたデザインにすること
・ネイビーなど引き締まって見える色を選ぶこと
高価な必要はないので「少し太ったらキツくなるだろう」と思うくらいピッタリのサイズを新調することをおすすめします。
ヘアスタイル
お見合いで女性受けが良いヘアスタイルは「短髪」です。清潔感があり爽やかな印象となるため、可能であれば当日までに美容院へいきましょう。「どういった髪型がいいかわからない」場合は、ネットから良さそうな写真をお手本にするか、サロンスタッフに「女性受けする髪にしてください」と依頼しましょう。
靴
スーツに合わせるなら黒か焦げ茶色の革靴が無難です。1万円前後から販売しているので、丁度良いものがなければ新調しましょう。
もし普段から仕事で革靴を着用する方は、当日までにピカピカに磨いておきましょう。
バッグ
バッグはスーツのイメージを崩さない、さりげなくフォーマルな印象があるアイテムがおすすめです。シンプルなクラッチバッグや、リュックでも皮素材の物を選ぶと良いでしょう。
その他、身だしなみや小物
案外見落としがちな小物類も、一通り確認しておきましょう。
・靴下…パンツか靴どちらかと同色で揃えれば間違いない。真っ白はNG
・財布…黒や茶、ネイビーなど落ち着いた色味でシンプルなものを。ブランド品である必要はないが、小銭で変形していたり年季の入ったものはNG
・時計…フォーマルなものを選ぶ。スポーツウォッチやカジュアルなものは合わせない。
・眉…美容院で1,000円程度で整えてもらいましょう。
・爪…爪は短く切り、清潔感のある状態にしておきます。
・口臭…直前の歯磨きはもちろん、気になるのであれば口臭ガムやブレスケア用品を持参しましょう。
・マスク…マスクが汚い人、ヒモがよれていると悪印象です。当日可能であれば新品を使用しましょう。
これらのチェックポイントはお見合い当日の朝まで、コピーして何度も見直していただくことをおすすめします。
まとめ
いかがでしたか。今回は「お見合い 必勝マニュアル~男性編~」と題して、初めてお見合いに臨む男性に役立つ「女性からの声」や「お見合いノウハウ」をご紹介しました。
ただし最終的にお見合いで成功するために一番の鍵は「どれだけ相手女性のことを思いやって行動できるか」です。多少のミスやカッコ悪い立ち回りをしてしまっても、あなたの誠実な思いや態度が伝われば、女性からの印象は然程悪くなることは無いでしょう。
今回の記事を参考に、自信を持ってお見合いに臨んできてくださいね。結婚相談所のスタッフ一同、心から応援しております。
結婚相談所「関西ブライダル」でも、毎月たくさんのお見合いが開催され多くの方がお付き合いへと発展されています。弊社の「婚活・お見合い体験談」もぜひ読んでみてくださいね。