「婚活では妥協しないと相手が見つからないのかな?」
「相手への条件について、何を妥協したら良いのかわからない」
とお悩みの方へ。
婚活では「年収○万円以上が良い」「20代の女性が良い」など相手に希望する条件があるものの、家族や友人から「妥協が必要だよ」と言われることも多いものです。
相手に求める条件では妥協すべき点、妥協すべきではない点がありますが、そもそも「妥協」という考えそのものが自分の婚活を阻んでいることもあります。
この記事では婚活における妥協について、婚活のプロがおすすめする考え方をご紹介します。
婚活に行き詰っている方は、ぜひ最後までお読みください。
婚活で必要なのは妥協ではなく「妥当」であること
婚活では、相手に対して「妥協する」という考えがあります。
相手を条件で選べる結婚相談所では、男女ともに相手への理想が高くなりがちです。
カウンセラーが会員様によくお伝えしていますが、婚活に必要なのは「これくらいで我慢するか」という妥協ではなく、「妥当であるかどうか」という考え方です。
「妥協してあなたと結婚した」と言われて嬉しい人はいません。
妥協だと思うのは、相手に対してとても失礼です。
背が高くてイケメンで高収入……という男性がいなければ、若くてアイドル級に可愛くておしとやかで…という女性もいません。
稀にいても、その方には多くのライバルが存在します。
数%しかいない方を狙うので、当然すぐにマッチすることはほぼありません。
会員様にアドバイスしているお見合い相手の選び方
関西ブライダルでは、例えば女性会員様の場合、お見合いを申し込む相手を10人選ぶとき以下のようにアドバイスしています。
●10人のうち5人は理想の王子さまを選ぶ
●10人のうち3人は「ダメ」と思う方と「素敵」と思う方の中間の人を選ぶ
●10人のうち2人はお見合いの練習として人を選ぶ
婚活は、お見合いをしなくては先に進めません。
良い人とお見合いする機会があった時は、経験不足や緊張で失敗しないように気合を入れる必要があります。
そんな“ここぞ”という時のために本領を発揮できるように、練習という意味で選びます。
そして選んだお相手を見直すと、自分が結婚相手に求めていることを考えられます。
妥協ではなく妥当な線を考えなければ、ご縁を引き寄せることができません。
カウンセラーは、その方に合う妥当な線の中から相性が良さそうな方を見つけて紹介しています。
自分の妥当な線を考えておらず理想ばかりを追い求めると、好みではないなどでNGを出してしまうのです。
「長男だから……」「血液型が……」など、相手のダメな点に目が向く減点方式になると、妥協できないという気持ちから何年も婚活を続けることになりかねません。
妥協ではなく、妥当な線を知ることが重要なのです。
妥協できないポイントは1つだけにする
婚活で結婚相手を探すときは、「〇〇でなければならない」という考えを捨てることが重要です。
あれもこれもと相手への理想を掲げるほど、全ての条件を叶えることは難しくなります。
まずは妥協できないポイントを1つに決めます。
それ以外の条件は+αとして考え、「あれば幸せだな」と気持ちの中で遊びを作るようにします。
そうすると、無意識のうちに相手に条件を押し付けて苦しめてしまうこともないでしょう。
希望する条件を捨ててしまえば妥協とは感じません。
手に入るものを知ったうえで妥当と思う条件を設定して、結果を見て取り組んでいくことが婚活を成功させる秘訣です。
【男女別】婚活で相手に妥協できないポイント
男性と女性、それぞれで以下のように結婚相手として妥協できないポイントがあります。
【男性】女性の年齢・容姿にこだわる方が多い
【女性】男性の学歴・年収・年齢にこだわる方が多い
それぞれについて、順番に解説します。
【男性】女性の年齢・容姿にこだわる方が多い
男性は女性に対し、若い人が良い・モデル系の美人な人が良いなど年齢・容姿にこだわる傾向があります。
また子どもを望む男性も多く、この場合は特に妊娠・出産が可能な若い女性を重視しがちです。
そのため相手女性に対して、子どもを産めるか否かを気にする方が一定数います。
子どもを望むことは悪いことではありません。
しかし子どもを持つ前に、まずは相手女性との結婚があり、子どもを持つかどうかは結婚の先の話です。
さらに言うと、若くて妊娠しにくい女性もいれば、30代後半でも妊娠する女性もいて、子どもができるかどうかは年齢だけで確定するものではありません。
子どもが欲しいという理由で婚活をしていても、まず見るべきはお相手の女性の人柄やフィーリングです。
ここを飛ばして考えてしまう男性は、なかなか成婚に至りません。
関西ブライダルの男性会員様の中には、35歳で入会して50代になっても婚活を続けている方がいらっしゃいます。
50代の男性が30代の女性と結婚しようと思うと、20歳も年下の方とマッチングする必要があり、困難を極めます。
自分の年齢や相手との釣り合いなど、冷静な目で自分を知ることが大事です。
【女性】男性の学歴・年収・年齢にこだわる方が多い
女性の場合、相手男性の学歴や年収、年齢にこだわりがちです。
年収600万円以上・高学歴・年上すぎる人はNGなどととらわれる傾向があります。
男性に求める年収は幅があり、「結婚や出産後も共働き希望で、普通に生活できれば良い」と考える女性や、「専業主婦希望で、年に何度も海外旅行に行けるくらいの年収が欲しい」と考える女性などさまざまです。
有名大学卒業で一流企業勤務、20代で容姿端麗で高収入……という男性も中にはいらっしゃいますが、その方にはすでに大勢のライバルがいます。
熾烈な争いを勝ち抜く必要があり、女性からお見合いを申し込んでも、返事自体なかなかもらえません。
結婚相談所はお相手を条件で選ぶことができますが、その時、自分が提供できる価値も冷静に考える必要があります。
婚活のプロが思う妥協しない方が良い点と妥協したほうが良い点
結婚相手に妥協するのではなく、妥当な線を見つけることが大事と解説しました。
しかし相手に求める条件の中には、妥協しないほうが良い点と妥協したほうが良い点があります。
それぞれについて、順番に解説します。
婚活で妥協しない方が良い点
男女ともに、価値観のズレと金銭感覚、この2つは妥協しない方が良いです。
他の条件が良いからと目をつぶってしまうと、後から後悔しやすくなります。
他人である2人が結婚生活を送るにあたり、価値観のズレは必ずストレスになります。
例えば夫は家族を大事にするのに妻はあまり気にしない……となると、このズレを直したりすり合わせたりすることは簡単ではありません。
食事への価値観も大事です。
例えば、たまに良いレストランで食事を楽しみたいと考える人と、食事は自宅で手作りのものしか食べない人だと、衝突しやすくなります。
結婚生活では一緒に食事を摂ることが多いですし、家で食べるなら毎日夫婦のどちらかが食事を作ります。
食の好みや食生活が大きく違うとそれだけでお互いに結婚生活が辛くなってしまい、長続きしません。
金銭感覚も重要です。
お金をかけたいポイントが2人で大きく違うと、「またくだらないものを買って!」と日々のいさかいが増えてしまいます。
2人の感覚がピッタリ同じでなくても、価値観や金銭感覚は近いほど良いです。
極端にズレていると感じたなら、他の条件が良かったとしてもやめておいたほうが良いでしょう。
また女性の場合、相手の男性を生理的に受け付けないと感じた時はやめておくことをおすすめします。
「この人とは手を繋いだりキスをしたりできない」と感じたら、無理をする必要はありません。
婚活で妥協したほうが良い点
婚活では、相手の変えられる点については妥協した方が良いでしょう。
自分好みでなくても、後から変えることができるためです。
女性は男性の見た目にこだわる傾向がありますが、この点は妥協しても良い条件の1つです。
関西ブライダルの女性会員様の中にも、「男性の私服がダサすぎる」「一緒に歩くのも辛い」とお別れを考える方は多くいらっしゃいます。
しかしファッションはいくらでも変えられるので、この点で諦めるのはもったいないです。
男性は、女性よりも身だしなみやファッションに無頓着な方が多い傾向にあります。
この場合、女性が「この服が似合うよ」など上手くリードすることで自分好みに変身させることもできます。
また、女性の場合住む場所も妥協をおすすめするポイントです。
真剣交際になると一緒に住む場所を相談することがありますが、その際実家の近くでなければ嫌だと仰る女性会員様もいらっしゃいます。
地元や親元から離れたくないと思う方も多いでしょう。
しかし、男性に転職が伴うなら妥協した方が賢明です。
出産を考えているなら、妊娠や子育てで女性の方が退職する可能性が高いので、男性が今の仕事を続けられるように女性側に妥協をおすすめします。
それ以外にも、若い人が良いなら高収入という条件を諦め、高収入な人が良いなら若さを諦めましょう。
譲らない点を1つに絞り、後は妥協するのです。
30~40代の男性の場合女性の若さを重視する傾向があり、特に20代の女性を希望する方が多いです。
もし女性の若さにこだわるなら、自分の魅力的な条件を作ることがポイントとなります。
詳しくは年の差婚は期待できる?婚活のプロが教える男性の年齢ボーダーライン で解説しておりますので、ぜひご参照ください。
婚活で妥協して成婚した方・妥協できず失敗してしまった方のエピソード
最後に、関西ブライダルで活動していた会員様で妥協して成婚した方、妥協できずに成婚できていない方の2つのエピソードをご紹介します。
自分のプロデュースでおしゃれになった男性と成婚した元・容姿重視のA子さん
30代半ばのA子さんは助産師さんで、恋愛経験が少ないものの、愛嬌がありよくお話しされる方です。
そんなA子さんは、男性に対して見た目の理想が高く、アイドルのような容姿の男性をご希望でした。
今まで交際したことがないような容姿端麗な男性を探し、プロフィール写真を見ては、ご自分からイケメンな男性にたくさん申し込んでいます。
男性側からことごとくお断りされても、A子さんはめげません。
男性からA子さんにお見合いの申し込みがあった時も、イケメンでなければ「好みではない」とすぐにNGを出されます。
そんな中、ご縁があったのがC男さんです。
お見合い成立前、カウンセラーがA子さんに一度会ってみることをアドバイスしました。
お見合いの際、C男さんは「ポケットがたくさんあって便利だから」と釣りの時に着るようなベストを着て登場しており、身なりに気を使いません。
しかしA子さんは「髪型や服装を変えたら、男前になりそうだ」と感じました。
いざお見合いの場で話してみると、C男さんは週末に姪や甥と遊ぶことが大好きなことがわかり、子ども好きなAさんと合います。
またA子さんが苦手なたばこも吸いません。
懸念点であったC男さんのファッションは、A子さんが髪型や服装を自らプロデュース。
その結果オシャレで魅力的な男性へと変わり、見事に成婚されました。
男性は、女性よりもファッションや身だしなみに気を使わない人が多いです。
そんな時、A子さんのように自ら男性を変える努力ができると、自分好みに変えることができます。
誰もが認めるイケメンだが妥協できず25年以上婚活しているB男さん
入会当時35歳だったB男さんは、他の結婚相談所のスタッフも一目置くほどの男前です。
B男さんも自分が男前であることをわかっており、女性に対して一切妥協しません。
ご希望の女性は美人で背が高く、ロングヘアーで歯が白くて頭が良い方をご希望で、このうち1つでも条件が欠けるとNGを出します。
プロフィール写真でもわかる男前のB男さんには、女性から多くのオファーがありました。
しかし女性に対して一切妥協しないB男さんは、まったく交際まで進みません。
多くの女性の申し込みにNGを出すB男さんは、どんどんと年を重ねていきます。
そして55歳になったB男さんは女性への様々な条件を妥協するも、「子どもが欲しい」という条件だけは譲りません。
55歳になってもB男さんは男前ですが、出産が望める30代の女性からの申し込みはもうなく、B男さんから申し込んでも成立しなくなってしまいました。
50代の女性からお見合いの申し込みがあっても、B男さんは「子どもが望めないから」とOKを出しません。
それでも若い30代の女性に申し込みを続け、婚活を続けます。
結果的に60歳になった今も婚活中のB男さんは、どの女性会員様からも会ってもらえません。
「あの時結婚しておけばよかった」と仰いますが、過ぎた時間は戻せません。
B男さんは地方公務員として教員をしており、60歳になった今は年収も下がりますます厳しい状況となってしまいました。
B男さんのように男前でも、「もっと良い人がいるはず」と理想を追い求め続けると上手く行きません。
自分の価値を冷静に考えて旬な時に決断しなければ、B男さんのようにチャンスを逃してしまいます。
まとめ
婚活における妥協について、婚活のプロの考えや妥協すべき点・しない方が良い点を解説しました。
この記事をまとめます。
●婚活では妥協よりも妥当性を考えることが重要
●妥協できない条件があれば1つに絞る
●価値観や金銭感覚の違いは妥協しない方が良い
婚活では相手の年齢・年収・容姿などに対して欲が出やすくなります。
妥当性を考えずに「妥協できない」と理想を追いかけ続けると、いつまでも婚活を卒業できません。
「妥協すべき点がわからない」「結婚相手の選び方がわからない」とお悩みの方は、ぜひ関西ブライダルまでご相談ください。
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